講習事業

■放射線取扱主任者のための資格講習

放射線取扱主任者の免状は原子力規制委員会によって与えられる国家資格である。放射性同位元素若しくは放射線発生装置の使用者(一般的には法人などの事業者)、販売業者、賃貸業者及び廃棄業者は放射線障害防止法に基づき、放射線障害防止について監督を行わせるために、放射線取扱主任者を事業所ごとに1名以上選任し原子力規制委員会へ届け出なければならない。放射線取扱主任者免状には第1種、第2種及び第3種の3種類があり、必要とされる主任者資格(種別)は、事業者の区分によって下記の表のように分かれている。

事業者が選任できる放射線取扱主任者の区分

事業者 放射線取扱主任者の種別
許可使用者(非密封、放射線発生装置又は10 TBq*以上密封の使用)
許可廃棄業者
  ×
×
×
×
許可使用者(下限数量の1000倍を超え10 TBq*未満の密封の使用) 第1種 第2種 ×
届出使用者(下限数量の1000倍以下の密封の使用)
届出販売業者(取扱が非実物、取扱実物は許可届出使用者も必要)
届出賃貸業者(取扱が非実物、取扱実物は許可届出使用者も必要)
  第3種
表示付認証機器の届出使用者
表示付特定認証機器の使用者
不要

* 1個または1台当たりの数量

第1種又は第2種の放射線取扱主任者免状を取得するには、まず、原子力規制委員会が行っている放射線取扱主任者国家試験に合格し、その後、原子力規制委員会登録機関(電子科学研究所など)が実施する放射線取扱主任者(資格)講習を受講しなければならない。第3種放射線取扱主任者は試験がなく、資格講習を受講するだけで取得することがでる。

放射線取扱主任者(資格)講習修了後、本人の申請に基づき原子力規制委員会から放射線取扱主任者免状が交付される。

資格講習の詳細

電子科学研究所は原子力規制委員会登録資格講習機関として3種類(第1種、第2種及び第3種)すべての放射線取扱主任者の資格講習を行っています。

◆第1種放射線取扱主任者資格講習

開催: 年間10回程度
定員: 12名
会場: 電子科学研究所 心斎橋研修センター及び、大阪市立大学大学院医学研究科RI施設
講習時間: 31時間(5日間)
受講料: 160,000円(税込)
カリキュラムは以下のとおりです。受講申込みは、「講習会申込み」より講習会日程と「詳細」を確認のうえ、「申込」に進んで手続きを進めてください。

第1種放射線取扱主任者資格講習・カリキュラム
  時刻 午前 午後 会場
第1日 12:50

17:20

(受付は11:30~)
オリエンテーション
放射線安全管理の基本
密封線源の安全取扱い
心斎橋研修センター
第2日 9:00

17:20
放射線施設の安全管理 放射性物質の運搬及び異常時の対策
放射線測定器及び線量評価
装備機器・発生装置・照射装置の安全管理
第3日 9:00

18:30
実習ガイダンス
測定器の特性と空間線量測定実習
測定器の特性と空間線量測定実習
データ整理・レポート講評
第4日 9:00

19:00
非密封放射性物質の安全取扱い
汚染除去法と放射性廃棄物の処理
放射線施設の安全管理実習
データ整理
大阪市立大学 RI 施設
第5日 9:00

17:30*
環境放射能濃度測定実習 環境放射能濃度測定実習
修了試験、結果発表及び申請手続き

*修了試験の判定で再試験となった場合、終了時刻は18:30頃となります

◆ 第2種放射線取扱主任者資格講習
開催: 年間4回程度
定員: 18名
会場: 電子科学研究所 心斎橋研修センター
講習時間: 18時間(3日間)
受講料: 90,000円(税込)
カリキュラムは以下のとおりです。受講申込みは、「講習会申込み」より講習会日程と「詳細」を確認のうえ、「申込」に進んで手続きを進めてください。

第2種放射線取扱主任者資格講習・カリキュラム
  時刻 午前 午後
第1日 12:50

17:00

受付 12:20~
オリエンテーション 12:50~
放射線の基本的な安全管理I (2時間)
放射線の基本的な安全管理II (2時間)
第2日 9:00

17:00
放射性同位元素の取扱い実務I (3時間) 放射性同位元素の取扱い実務II (2時間)
使用施設等の安全管理の実務 (2時間)
第3日 9:00

18:00
放射線の測定実務I(3時間) 放射線の測定実務II (2時間)
放射線の測定実務III (2時間)
レポート講評・修了試験及び結果発表
閉講式 (18:00 終了予定)

◆第3種種放射線取扱主任者資格講習
開催: 年間5回程度
定員: 18名
会場: 電子科学研究所 心斎橋研修センター
講習時間: 10時間(2日間)
受講料: 80,000円(税込)
カリキュラムは以下のとおりです。受講申込みは、「講習会申込み」より講習会日程と「詳細」を確認のうえ、「申込」に進んで手続きを進めてください。

第3種放射線取扱主任者資格講習・カリキュラム
  時刻 午前 午後
第1日 10:40

17:00
受付 10:00~
オリエンテーション 10:40~
放射線及び放射性同位元素の概論
(1.5時間)
放射線障害防止法 (2時間)
放射線の人体に与える影響(1.5時間)
第2日 9:00

18:00
放射線の基本的な安全管理
(2時間)
放射線の量の測定及びその実務 Ⅰ
(1時間)
放射線の量の測定及びその実務 Ⅱ(3時間)
レポート作成
レポート講評・修了試験及び結果発表
閉講式 (18:00 終了予定)

■放射線取扱主任者のための定期講習

放射線取扱主任者の資質向上を図るために、原子力規制委員会登録定期講習機関が実施する講習です。放射性同位元素あるいは放射線発生装置を使用する事業者(許可届出使用者)や、届出販売業者・届出賃貸業者は、事業所の(選任)放射線取扱主任者に対して、受講期限までに登録定期講習機関が実施する講習を受講させる義務があります。各事業者と受講の期限は以下の通りです。

事業者 受講期限
許可届出使用者 主任者選任後1年以内、以後は受講後3年以内
(主任者選任前1年以内に受講の者は受講後3年以内)
届出販売業者
届出賃貸業者
主任者選任後1年以内、以後は受講後5年以内
(主任者選任前1年以内に受講の者は受講後5年以内)

開催: 年間6-7回。
会場: 大阪、名古屋、福岡で各2回ずつ(その他広島を加えることもある)
講習時間: 受講種別により、2時間~5時間(1日間)
受講料: 下記、定期講習受講料を参照
カリキュラムは以下のとおりです。受講申込みは、「講習会申込み」より講習日程と「詳細」を確認のうえ、「申込」に進んで手続きを進めてください。

定期講習受講料
事業者の種類 講習時間 受講料(税込) 特別料金(税込)※
(1) 許可届出使用者(密封線源、非密封線源、放射線発生装置(非限定) 5時間 15,000円/1名 14,000円/1名
(2) 許可届出使用者(密封線源に限定) 4時間 14,000円/1名 13,000円/1名
(3) 届出販売業者、届出賃貸業者 2時間 13,000円/1名 12,000円/1名

※ 前回、当研究所主催の定期講習を受講された方は、受講料が特別料金になります。

定期講習・カリキュラム
時間帯 (1)許可届出使用者
(密封・非密封線源・放射線発生装置)
(2)許可届出使用者
(密封線源限定)
(3)届出販売業者、
届出賃貸業者
9:00~9:50 〔受付、写真撮影〕 〔受付、写真撮影〕 〔受付、写真撮影〕
9:50~10:00 〔オリエンテーション〕 〔オリエンテーション〕 〔オリエンテーション〕
10:00~11:00 法令 法令 法令
11:00~12:00 事故事例 事故事例 事故事例
12:00~13:00 〔昼食〕 〔昼食〕 〔出席確認、解散〕
13:00~15:00 放射性同位元素等の取扱い
及び
使用施設等の安全管理(1)
放射性同位元素等の取扱い
及び
使用施設等の安全管理(1)
 
15:00~15:10 〔休憩〕 〔出席確認、解散〕  
15:10~16:10 放射性同位元素等の取扱い
及び
使用施設等の安全管理(2)
   
16:10~ 〔出席確認、解散〕    

■エックス線作業主任者受験準備講習会

エックス線作業主任者受験準備講習会は労働安全衛生法に基づく作業主任者の免許取得のための準備講習会です。医療用以外の用途(例えば鋳物などの非破壊検査など)で1MeV未満の出力のエックス線を用いる管理区域ごとにエックス線作業主任者免許所有者の中からエックス線作業主任者を選任することが法律で義務づけられています。

開催: エックス線作業主任者試験が行われる時期に年12回程度開催
会場: 大阪(電子科学研究所)及び名古屋、広島、福岡
講習時間: 21時間(3日間)
受講料: 28,800円(税込,テキスト及び資料代含む)
カリキュラムは以下のとおりです。受講申込みは、「講習会申込み」よりエックス線作業主任者受験準備講習会の「詳細」をご参照ください。

なお、この講習会は、電子科学研究所の会員を対象としておりますので、一般(非会員)の方は、入会の申込みも併せてお願いしております。会員には下記のように個人会員と法人会員があります。いずれかの会費を受講料にプラスしてお支払下さい。(会員入会は1年のみでも可能です。その場合、入会申込書の余白に1年限り入会とご記入下さい。)

種別 年会費 特典
個人会員 3,000円
(不課税)
本人には、隔月刊行の機関誌贈呈及び書籍の割引があります。
法人会員 24,000円
(不課税)
事業所単位で法人会員に入会していただきますと、1年間何人でも受講でき、隔月刊行の機関誌を6部贈呈及び書籍の割引があります。
エックス線作業主任者受験準備講習会・カリキュラム
  時間 講習科目
第1日 9:00~12:30
13:30~17:00
エックス線の管理
第2日 9:00~12:30 エックス線の測定
13:30~17:00 生体に与える影響
第3日 9:00~12:30
13:30~17:00
関係法令

■第2種放射線取扱主任者受験準備講習会

第2種放射線取扱主任者試験の受験対策を目的とした準備講習会です。
また、実力養成を目的とした「模擬試験実力養成講座」(大阪会場のみ)も開催いたします。

開催: 年2回
会場: 大阪(講習会・模擬講座)、福岡(講習会)
講習時間: 28時間(4日間)
受講料:

単独の講習会受講の場合 両講習会受講
の場合
備考
受験準備
講習会
模擬試験実力
養成講座
いずれもテキスト代、
消費税込み
41,100円 30,800円 61,700円

カリキュラムは以下のとおりです。受講申込みは、「講習会申込み」より第2種放射線取扱主任者受験準備講習会の「詳細」をご参照ください。

なお、この講習会は、電子科学研究所の会員を対象としておりますので、一般(非会員)の方は、入会の申込みも併せてお願いしております。会員には下記のように個人会員と法人会員があります。いずれかの会費を受講料にプラスしてお支払下さい。(会員入会は1年のみでも可能です。その場合、入会申込書の余白に1年限り入会とご記入下さい。)

種別 年会費 特典
個人会員 3,000円
(不課税)
本人には、隔月刊行の機関誌贈呈及び書籍の割引があります。
法人会員 24,000円
(不課税)
事業所単位で法人会員に入会していただきますと、1年間何人でも受講でき、隔月刊行の機関誌を6部贈呈及び書籍の割引があります。
放射線取扱主任者受験準備講習会・カリキュラム
  時間 講習科目
第1日 9:00~12:30
13:30~17:00
放射線の物理学
第2日 9:00~12:30 放射線の測定技術
13:30~17:00 放射線の生物学
第3日 9:00~12:30 放射線の管理技術1
13:30~17:00 放射線の管理技術2
第4日 9:00~12:30
13:30~17:00
関係法令

■第1種放射線取扱主任者試験受験者に対するサポートシステム

本講座は、第1種放射線取扱主任者試験の合格を目指される方の学習をサポートするためのものです。過去の問題や出題傾向に合わせた問題を数多く解くことで、本試験に対応できる実践力を身に付けることを目的にしております。
受講申込は、「講習会申込み」よりサポートシステムの「詳細」をご参照ください。

受講期間 毎年2月1日~8月1日まで(6ヶ月間)
教材発送日 毎月1日(当日が土日祝日に当たる場合は、翌平日)
教材発送回数 計7回
教材内容  
  □課目 6課目(物理学・化学・生物学・測定技術・管理技術・法令)
  □特長 毎月1冊の教材に取り組み、約半年間でマスターするスケジュール学習です。
毎月6課目の定められた範囲を学習することにより、学習のペースメーカーとしての役割も果たします。
  □構成 テキストとして基礎的な内容の解説を行うとともに、各課目の最後に過去の試験問題を参考に作成した演習問題を出題し、問題を通して習得した知識の確認と問題の解説でさらに理解を深められるようにしました。また演習問題とは別にテキスト中に例題や関連する過去問を配し、問題形式に慣れるように工夫しております。
さらに、過去2年分の試験問題と解答・解説も収載しています。
学習のサポート 疑問や質問があれば、メールにて個々に対応します。
その他 国家試験は例年8月下旬に実施されますので、5月初旬に受験申込書をお送りします。
申込み
受講料 31,000円(消費税を含む)
申込み期間 毎年11月1日 ~ 1月中旬
募集定員 100名

■非破壊検査技術者資格試験受験準備講習会(準備中)

電子科学研究所では、新たに、非破壊検査技術者資格試験に対応するための講習会を計画中です。非破壊検査技術者資格とは、JIS Z2305に基づく資格試験で一般社団法人日本非破壊検査協会が試験と認証の事業を展開しています。この試験は、6つの部門(放射線透過試験(RT)、超音波探傷試験(UT),磁粉探傷試験(MT)、浸透探傷試験(PT)、渦流探傷試験(ET)、ひずみ測定(SM)があり、それぞれがレベル1からレベル3まであります。レベル1及び2を受験するためには受験部門の所定の訓練時間の証明が必要で、これをクリアしてはじめて受験申請ができます。試験は初めに1次試験で基本的事項の筆記試験が行なわれ、これに合格した者に対して2次試験で実技が課せられます。両方に合格すると新規認証申請することで資格登録がなされます。

電子科学研究所ではこの中のいくつかの部門に対して、受験申請までの説明や1次試験対策の講習会、実技試験のための基本的な装置の取扱い方などの講習を計画中です。具体的な内容は、今後ホームページにその内容を掲載していきますので、ご参照ください。

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